震災時、ペットと一緒に避難できる?できない? 震災時、ペットと一緒に避難できる?できない?

ワンちゃんやネコちゃん、その他のペットを飼っている飼い主さん!
災害時にペットと一緒に避難できる避難所をご存じですか?
もしもの時のために、飼い主の心得として、知っておいて損はナシ!
ここでは、ペットと避難が可能かどうかを実態調査した結果をご紹介します。

我が子と離ればなれ?
気になるペットの対応!
東京23区
避難所実態調査!!

環境省が定めている「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」では、避難所でのペットの受け入れに関して、基本的に「同行避難」が原則となります。以下、東京都23区別の対応等、調査結果を掲 >東京都下編はこちら
●同行避難…… ペットと一緒に避難所に避難すること
※人とペットのエリアが分かれていることが多い
●同伴避難…… ペットと一緒に避難所に避難し、同じ場所で待機すること
地域
(総評★)
OK/NG 対応(犬の登録頭数)
編集部コメント
足立区 足立区 危機管理部災害対策課 ★★★★★ OK 区内の全避難所で
同行避難が可能
(25,861頭)
区内全部の避難所でペットとの同行避難が可能。小中学校にいくつか犬用リードはあるが、避難の際のペットグッズ(ゲージ等)は、基本的には飼い主が事前に準備をしておく必要がある。
ペットの大きさは特に制限がなく、大型犬でも受け入れる。さらに、災害で迷子になった犬の収容先まで決まっていた。
渋谷区 渋谷区 危機管理対策部防災課 ★★★★★ OK 区内の全避難所で
同行避難が可能
(9,097頭)
区内全部の避難所でペットとの同行避難が可能。避難の際のペットグッズ(ゲージ等)は、飼い主が事前に準備をしておく必要がある。渋谷区のHPでは、ペットとの同行避難マニュアルを公開している。
目黒区 目黒区 防災課 ★★★★★ OK 区内の全避難所で
同行避難が可能
(11,125頭)
小動物のみとペットの受け入れ制限はあるが、区内全部の避難所でペットとの同行避難が可能。避難の際のペットグッズ(ゲージ等)は、飼い主が事前に準備をしておく必要がある。目黒区のHPでは、地域避難所運営マニュアルを公開している。
中野区 中野区 ★★★★★ OK 区内の全避難所で
同行避難が可能
(9,741頭)
区内全部の避難所でペットとの同行避難が可能。避難の際のペットグッズ(ゲージ等)は、飼い主が事前に準備をしておく必要がある。年に一度、公益社団法人東京都獣医師会中野支部共催で、区立小中学校を会場とする「総合防災訓練」において、犬の同行避難訓練を実施している。詳細は、区のペットの災害対策ルールに記載あり。ペットを飼っている方は参加しておくと、災害時に混乱が防げるかもしれない。
江東区 江東区 防災計画係 ★★★★★ OK 区内の全避難所で
同行避難が可能
(22,173頭)
区内全部の避難所でペットとの同行避難が可能。避難の際のペットグッズ(ゲージ等)は、飼い主が事前に準備をしておく必要がある。区が発行しているペットの災害時対策ルールでは、日頃からの災害への備えとして、基本的なしつけ・平常時からの衛生対策・ペットの身元表示・防災用品の用意(飲み水とフード、食器(3日から5日分)/リード、ハーネスなど)を呼びかけている。
海抜が低くエリアとしても震災時の被害が大きいのではないかと想定されるため、ペットを飼っているおうちは日ごろの防災対策をきちんと考えておく必要が大いにある。
練馬区 練馬区 危機管理室 危機管理課 ★★★★★ OK 区内の全避難所で
同行避難が可能
(30,033頭)
小動物(犬、猫、ハムスター、ウサギ、フェレット、小鳥、爬虫類)のみとペットの受け入れ制限はあるが、区内全部の避難所でペットとの同行避難が可能。避難の際のペットグッズ(ゲージ等)は、飼い主が事前に準備をしておく必要がある。ペットの災害対策マニュアルあり。
新宿区 新宿区 危機管理課 ★★★★★ OK 区内の全避難所で
同行避難が可能
(10,123頭)
区内の全避難所でペットとの同行避難が可能だが、災害時の混乱の中、ペットの受け入れは歓迎されないかもしれないとの意見あり。しかし、区としてマニュアルがしっかりあり、飼い主が日ごろから意識をしていれば、大きい混乱は少ないと考えられる。放浪犬や迷子犬等の備蓄やゲージも用意しており、ペットに優しい環境を整備していると感じた。
災害マニュアルでは、災害が起こったときに家族とペットが安全に避難できるように、日ごろから話し合い準備をすることを呼びかけている。
墨田区 墨田区 生活衛生課生活環境係 ★★★★★ OK 区内の全避難所で
同行避難が可能
(7,643頭)
区内全部の避難所でペットとの同行避難が可能。避難の際のペットグッズ(ゲージ等)は、飼い主が事前に準備をしておく必要がある。ペットの防災対策ルールを区のHPで掲載しており、万一の災害で避難しなくてはならない状況になったとき、飼い主は犬猫などのペットと「同行避難」を推奨している。また、ペットを置きざりにしたり、街に放したりしないよう呼びかけている。
台東区 台東区 ★★★★★ OK 区内の全避難所で
同行避難が可能
(6,890頭)
区内全部の避難所でペットとの同行避難が可能。ルールやガイドライン等は、避難所運営委員会でまだ検討段階とのこと。詳しいルールや対策等は、各避難所へ事前に確認しておいたほうが賢明。
区で作成した動物愛護手帳には「災害時の動物避難」手帳があり、そちらには飼い主の防災対策が掲載されている。
豊島区 豊島区 ★★★★★ OK 区内の全避難所で
同行避難が可能
(7,786頭)
区内全部の避難所でペットとの同行避難が可能。避難の際のペットグッズ(ゲージ等)は、飼い主が事前に準備をしておく必要がある。区で配布している、としまくらしの便利帳にペットの避難について記載されている。
千代田区 千代田区 政策経営部災害対策・危機管理課 ★★★★★ OK 区内の全避難所で
同行避難が可能
(1,462頭)
区内全部の避難所でペットとの同行避難が可能。避難の際のペットグッズ(ゲージ等)は、飼い主が事前に準備をしておく必要がある。千代田区のHPでは、避難所での適正飼育ルールを公開している。
江戸川区 江戸川区 防災危機管理課 ★★★★★ OK 区内の全避難所で
同行避難が可能
(19,953頭)
区内全部の避難所でペットとの同行避難が可能。区のHPには、災害時動物救護マニュアルが掲載されており、避難所に同行できるペットの種類なども掲載。その種類に入っていないペットを飼っている飼い主は、自宅で待機するなどの別の避難方法を考える必がある。また、ペットの心のケアやペットの防災用品などもあり、飼い主は一度見ておくと混乱を防げるかもしれない。
大田区 大田区 計画担当・危機管理担当 ★★★★★ OK 区内の全避難所で
同行避難が可能
(25,834頭)
区内全部の避難所でペットとの同行避難が可能。リードを各避難所で用意しているが、こちらは放浪犬や迷子犬のためのものだと想定するので、飼い主は自分で準備しておいた方が良い。
基本的には、犬の受け入れを想定しており、身体能力の高い猫の避難はあまり想定していない様子だった。
大田区のHPにペット災害対策ガイドラインがあり、飼い主が備えるべきことや災害時での対応すべきことなどが書いてあるので、一読しておくことをオススメする。
杉並区 杉並区 防災課地域防災係 ★★★★★ OK 区内の全避難所で
同行避難が可能
(21,266頭)
区内全部の避難所でペットとの同行避難が可能。自宅が危ない場合には、各震災救援所でも同行避難を前提に対応していただくように呼びかけている。対応に関しては、各避難所で話し合って決めており、マニュアルを作ってもらっている段階。
詳しい内容は、近くの震災救援所で防災訓練に参加して訊くことをオススメする。区のHPでは、”ペットを飼い始めたら実施してほしいこと”や”ペットのための災害対策心得”などを呼びかけている。
荒川区 荒川区 ★★★★★ OK 区内の全避難所で
同行避難が可能
(6,847頭)
区内全部の避難所でペットとの同行避難が可能。荒川区では、飼い主のためのガイドラインがしっかりとある。
また、ペットを同行避難させることができない飼い主のために、動物救護センターを荒川自然公園内に設置され、ペットの鳴き声が大きい場合なども飼い主に了承を得たうえで救護センターに送られる仕組みがある。飼い主の役割も定まっているので、ガイドラインを読んでおくことをオススメする。
文京区 文京区 危機管理室防災課 ★★★★ OK 区内の全避難所で
同行避難が可能
(6,084頭)
区内全部の避難所でペットとの同行避難が可能。避難の際のペットグッズ(ゲージ等)は、飼い主が事前に準備をしておく必要がある。ペットの対策に関しては、地域防災計画に一部記載あり。
葛飾区 葛飾区 地域防災課自助・共助係 ★★★ OK 一部の避難所で
同行避難が可能
(14,300頭)
一部の避難所でペットとの同行避難が可能。(現在は77か所)各避難所ごとに同行避難の受け入れOKかを定めているので、近くの避難所に直接問い合わせてみることをオススメする。避難所における動物飼育のガイドラインあり。
北区 北区 防災課 ★★★ OK 一部の避難所で
同行避難が可能
(8,327頭)
約60か所の避難所でペットとの同行避難が可能。避難の際のペットグッズ(ゲージ等)は、飼い主が事前に準備をしておく必要があり。災害マニュアルの作成は各避難所で行っているが、実際の避難所生活に関しては、飼い主のマナー意識が重要となる。
品川区 品川区 防災課 ★★★ OK 一部の避難所で
同行避難が可能
(11,755頭)
避難所でのペットの受け入れは52か所中、9学校が可能。品川区地域防災計画というガイドラインがあり、避難者が同行する愛玩動物の受け入れルールとして”動物飼育対策”がある。また、各避難所へ運営マニュアルを具体化するよう促進をしている。 全避難所が同行避難可能ではないため、ガイドラインに目を通した上で避難ができる場所を事前に確認しておくことをオススメする。
世田谷区 世田谷区 ★★★ OK 一部の避難所で
同行避難が可能
(37,075頭)
基本的には同行避難で受け入れの方針を示しているが、避難所ごとに受け入れを検討している。実際の受け入れ状況については、世田谷区まちづくりセンターに確認しておくことをオススメする。世田谷区のHPでは「災害時にペットを守るために」ページを公開している。
港区 港区 防災係 ★★★ OK 一部の避難所で
同行避難が可能
(10,184頭)
基本的には同行避難で受け入れの方針を示しているが、現状は避難所ごとに受け入れを検討している段階。避難の際のペットグッズ(ゲージ等)は、飼い主が事前に準備をしておく必要がある。港区のHPでは、ペットの災害対策パンフレットを公開している。
中央区 中央区 防災課普及係 ★★

OK 一部の避難所で
同行避難が可能
(5,134頭)
一部の避難所では、ペットとの同行避難で受け入れ可能。今後も受け入れ可能エリアを増やしていく方針で動いていくよう。ガイドラインや運営マニュアル等は、現在作成中。
板橋区 板橋区 地域防災グループ ★★ OK 一部の避難所で
同行避難が可能
(17,998頭)
板橋区では、各避難所にペットの同行避難の受け入れを任せており、町会長が判断を下す。現状は、実際に災害があった際に状況に応じて判断していく方針となっている。現在、ペットの避難ガイドラインを整備中である。(2019年度には完成する見込み)飼い主は、事前に各避難所へ避難方法を確認しておくことをオススメする。

【総評基準】

★5…区内全域OK、ガイドラインあり   ★4…区内全域OK、ガイドラインなし   ★3…区内一部OK、ガイドラインあり   ★2…区内一部OK、ガイドラインなし   ★1…対応不明

※犬の登録頭数は、東京都福祉保険局の「平成28年度 犬の登録頭数・狂犬病予防注射頭数(東京都内区市町村別)」を参照

避難所には、さまざまな人が避難してきます。救護においても、災害時はペットよりも人が優先される状況です。また、全ての人が動物好きというわけでもなく、動物アレルギーを持った人も避難するため、同じエリアでの生活は現実的ではありません。そのため、ペットを飼っている人同士が助け合い、避難生活を行うことが最も重要となってきます。
大型犬やペットの種類・性格によっては、共同生活が難しいなどの理由から自宅でも安全とされた場合、自宅での避難という選択もあります。
避難される場合には、共同生活において、飼い主に問われるのが『しつけ』です。日ごろから周りに迷惑をかけないような『しつけ』を心がけるなど、意識を持っておくことで混乱を防ぐこともできます。

◆ 飼い主が行うべき対策の例

  • <平常時>

    • ● 住まいの防災対策
    • ● ペットのしつけと健康管理
    • ● ペットが迷子にならないための対策
      (マイクロチップ等による所有者明示)
    • ● ペット用の避難用品や備蓄品の確保
    • ● 避難所や避難ルートの確認等の準備
  • <災害時>

    • ● 人とペットの安全確保
    • ● ペットとの同行避難
    • ● 避難所・仮設住宅におけるペットの飼育マナーの遵守と健康管理